

隣の長屋の奴が最近羽振りが良くってさ。楽天経済圏?とやらに入ったおかげだってドヤ顔してたんだが…。経済圏ってなんだ?
経済圏とはポイント経済圏ともいい、ポイントシステムを主軸に複数のサービスを相互に連携させて形成しているサービス群のことです。
たとえば…。
- LINEPay(ラインペイ)で買い物をする。
- LINEポイントが還元される。
- LINEポイントがあるので、次もLINEポイントが使えるお店で買い物をする。
- さらにLINEポイントが貯まる。
- 以下(3)~(4)の繰り返し。
そして、気が付いたらLINEポイントが使えるサービスばかり利用している、という状態のことをLINE経済圏に入った、といいます。

確かに、楽天経済圏は強大ですね。他にもいくつか経済圏はありますが、みなさんこの楽天経済圏を打ち崩すために切磋琢磨されているんですよ。ちなみにPayPay(ペイペイ)はYahoo!経済圏の一員ですね

ふーん、なるほどね。だがそれだと、LINEPay(ラインペイ)は他のより弱いよな。なんたってLINEはタダで使えるし。ポイント貯めたって使うとこねぇだろ

あら、LINEだっていろいろやってるんですのよ。証券とか…

証券?俺らみたいな庶民には関係ねぇなぁ

そうですか?では、お得サービス仲間の格安スマホはどうですか?「LINEモバイル」っていうんです。LINE経済圏の入口に最適ですよ
キャッシュレス決済は単独でもお得ですが、同じポイントを利用する仲間のサービスと合わせて使うことでお得さが倍増します。キャッシュレス決済の恩恵を最大限にするために、積極的に使っていきたいですね。
LINEPay(ラインペイ)を使っている人が、それを一番手軽に始められるのが格安スマホ「LINEモバイル」です。決済の次はスマホを見直して、あなたも経済圏デビューしてみませんか?
そもそも、LINEモバイルってなに?
LINEモバイルはLINEが運営、提供している格安スマホです。本田翼さんがかわいらしく踊ってらっしゃるあのCMのやつですね。
格安スマホというのは、ドコモやau、ソフトバンクよりもお得な料金でスマホが使えるようになる今注目のサービスです。
格安スマホの提供会社(MVNOといいます)はたくさんあるのですが、ただ安いだけでなく柔軟性もあり、大手キャリアにはない特徴のあるサービスを各社展開しています。
その中でもLINEモバイルはSNSやエンタメに特化した格安スマホとして人気のサービスです。
格安スマホはキャッシュレス決済と並んで、知ってないと損する系サービスの代表格。まだよく知らないって人はこれを機にチェックしてみるのもアリですよ!
LINEモバイルの支払いでLINEPay(ラインペイ)を使おう!
LINEモバイルには3つの支払い方法があるのですが、そのうち2つがLINEPay(ラインペイ)を使った支払い方法になります。「LINEPay決済」と「LINEPayカード決済」です。
「LINEPay決済」はクレジットカード登録済みのLINEPay(ラインペイ)を使って支払いをする方法です。
しかし、2020年2月現在、LINEPay(ラインペイ)でのクレジットカードの利用は限定的となっています。
クレジットカードからLINEPay(ラインペイ)へのチャージはできませんし、支払いで利用可能なサービスもこのLINEモバイルをはじめとしたLINE関連サービスのみです。
LINEPay(ラインペイ)対応のクレジットカードは導入予定(「Visa LINE Payカード」発行時期未定。先行申込受付終了)のようなので、今後変更がある可能性はありますが、現状はLINEポイントもつきませんし、他の支払い方法と比べて特にお得というわけではありません。(クレジットカード会社のポイントはつきます。)
ですが、注目して欲しいのはここから。もうひとつの「LINEPayカード決済」はLINEPay(ラインペイ)で発行できる「LINEPayカード」を使うのですが、この「LINEPayカード」のメリットは「LINEモバイル」との相性が抜群!ぜひ相互に使って欲しい決済なんです。くわしく見ていきましょう。
LINEPayカードとは
「LINEPayカード」はLINEPay(ラインペイ)で発行できるプリペイドカードです。(発行手数料、年会費無料)
LINEPayに必要な残高をチャージしておけば、国内外のJCB加盟店でJCBのクレジットカードと同じように使えます。もちろんLINEポイントもつきますよ。
LINEPayカードはこのQRコードのリンク先から発行申し込みをすることができます。バーチャルカードとプラスチックカードの2種類がありますが、カード番号は同じです。
バーチャルカードはその場で即発行され、すぐにオンラインで使うことができますよ。
LINEモバイルはオンライン決済なので、バーチャルカードだけで支払いできますが、コンビニや飲食店など実店舗でもLINEPayカードを使いたい場合はプラスチックカードも発行申し込みしておきましょう。こちらはカードが届くまでに1~2週間ほどかかるので余裕を持って申し込みしてくださいね。
プリペイドカードは使い方こそクレジットカードに似ています。しかし、「カード会社に代金をいったん立て替えてもらっている」クレジットカードと違って、プリペイドカードは「今ある自分の残高から支払っている」だけなので、与信の審査が必要ありません。つまり、クレジットカードの審査が通りにくい学生さんや主婦の方も手軽に持てるということです。
そして、このプリペイドカードのメリットが、LINEモバイル、というより、格安スマホのあるデメリットを補ってくれることになるのです。
格安スマホの地味なデメリット「支払いはクレジットカードが前提」
お得な格安スマホにもいくつかデメリットがあります。大手キャリアよりも通信速度が遅かったり、手厚いサポートは受けられなかったり。その中でも人によって地味に痛いのが、「支払いで口座振替を使える業者が少ない」というもの。
格安スマホの低価格の秘密は、自前で通信設備を持たないことによる維持費の安さによるところが大きいですが、それ以外に、システム面を簡略化しているということもあげられます。
口座振替という支払い方法は、業者側からすると、支払いや与信の管理を自社でせねばならず、人手のかかる手段となるので導入しにくいのです。
そのため、格安スマホの提供会社(MVNO)の中には、支払い方法がクレジットカードのみ、という業者も少なくありません。
実際「LINEモバイル」も「LINEPay決済」と「LINEPayカード決済」以外のもう一つの支払い方法は「クレジットカード決済」になります。
でもこれだと、クレジットカードを持っていない人はちょっと困ってしまいますよね。
もちろん、ご両親や旦那さんなど、クレジットカードを持っている家族の方の名義で契約することはできますが、変更や解約をするときにちょっと面倒…。せっかくの格安スマホの利便性が半減されてしまいます。
その点、「LINEPayカード決済」を使えば間接的に口座振替で支払っていることになりますので、この問題は解決されます。
ただし、固定費なので、残高不足にだけは要注意。オートチャージにしておけば、うっかり滞納のリスクは減らせるでしょう。(「LINEモバイル」の請求日は毎月5日頃。)
さらに言うと、「LINEモバイル」は「LINEポイント」を支払いに使うことができますが、(端末の購入およびその分割払い分は除く。また、還元されたLINE Payボーナスは使えません。)「LINEポイント」を貯められるのは「LINEPayカード決済」だけ。「LINEモバイル」で「LINEPay(ラインペイ)」を使うなら、ぜひ「LINEPayカード決済」で支払いをしましょう。
「LINEモバイル」の料金プランはとてもシンプル!
最後に「LINEモバイル」で一番気になる料金プランだけ紹介しておきますね。
といっても、「LINEモバイル」の料金プランはとてもシンプル。基本となる「ベーシックプラン」に3種類の「データフリーオプション」を選ぶだけなんです。
データフリーとは対象サービスの利用中はデータ通信量が消費されないという機能のこと。つまり、対象サービス使い放題。これらデータフリーオプションの対象サービスは、通信速度制限がかかっていても速度が落ちることはありません。
「LINEモバイル」月額利用料(ベーシックプラン+各データフリーオプション)
ベーシックプラン+LINEデータフリー | |||
データフリー対象サービス:LINE | |||
音声通話SIM | データSIM(SMS付き) | ||
500MB | 1,100円 | 500MB | 600円 |
3GB | 1,480円 | 3GB | 980円 |
6GB | 2,200円 | 6GB | 1,700円 |
12GB | 3,200円 | 12GB | 2,700円 |
ベーシックプラン+SNSデータフリー | |||
データフリー対象サービス:LINE、Twitter、Facebook | |||
音声通話SIM | データSIM(SMS付き) | ||
3GB | 1,760円 | 3GB | 1,260円 |
6GB | 2,480円 | 6GB | 1,980円 |
12GB | 3,480円 | 12GB | 2,980円 |
ベーシックプラン+SNS音楽データフリー | |||
データフリー対象サービス:LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC | |||
音声通話SIM | データSIM(SMS付き) | ||
3GB | 1,960円 | 3GB | 1,460円 |
6GB | 2,680円 | 6GB | 2,180円 |
12GB | 3,680円 | 12GB | 3,180円 |
(すべて税抜)
この料金プランですが、実はつい先日、2020年2月19日に大幅刷新したばかり。それに合わせて月額料金最大2ヶ月無料のキャンペーンもしています。(2020年2月27日現在。終了日未定)まさに乗り換えのチャンスは今ですね!
まとめ
- キャッシュレス決済は同じポイントを利用する仲間のサービスと合わせて使うことでお得さが倍増する。
- 「LINEPayカード」はLINEPay(ラインペイ)で発行できるプリペイドカード。クレジットカードと同じように使えるが、与信の審査が必要ないので、学生や主婦でも手軽に持つことができる。
- クレジットカードを持っていないと格安スマホの支払いは不便になるが、「LINEPayカード」を使うことで、「LINEモバイル」の支払いを間接的に口座振替で行えるようになる。
- LINEモバイル」の料金プランはとてもシンプル。基本となる「ベーシックプラン」に3種類の「データフリーオプション」を選ぶだけ。
今回はLINE経済圏の入門編として、「LINEPay(ラインペイ)」と「LINEモバイル」のベストマッチな関係について解説しました。
LINE経済圏の他の一員には、最初に名前だけ出した「LINE証券」やLINEモバイルのデータフリーオプション対象でもある「LINE MUSIC」、オンラインショッピングモールの「LINEショッピング」などまだまだ様々なサービスがあります。
そして、「LINEPay(ラインペイ)」だけでなく、「PayPay(ペイペイ)」や「楽天Pay」も経済圏の仕組みは基本的に同じです。
キャッシュレス決済のお得さに慣れてきたら、ぜひ次の一歩としてどこかの経済圏入りを目指してみましょう。お得さ倍増間違いなしですよ!